第1669回 レジームチェンジ
- 2013/04/22
- 06:26
★セミナーのご案内 是非、お越しください
■渡邉哲也リアルタイム経済プライベートセミナー
http://hikarulandpark.jp/shopdetail/001004000010/
★無事に麻生副総理の初めての犬の散歩は終った。きちんと首輪をつけて躾ければ番犬にも忠犬にもなる。飼い主の手を噛むのは、飼い主の躾がなっていないからである。
★G20 アベノミクスは再び世界に認められた。韓国が批判していたが、大きな議題にはならなかった。欧州も金融危機への対応批判をかわすのにやっとの状態であり、カナダのカーニー(次期英国銀行総裁)や米国の賛同もあり、日本のアベノミクスは再度承認された形となった。
内容に関しては、ぜひ全文を読んでいただきたい。
■20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)(2013年4月18-19日
http://www.mof.go.jp/international_policy/convention/g20/20130419.htm
■黒田総裁:日銀の政策に理解、「自信持ち適切に緩和継続」-G20
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLIOC36S972E01.html
■第87回世銀・IMF合同開発委員会 日本国ステートメント(平成25年4月20日)
http://www.mof.go.jp/international_policy/imf/dc/20130420st.htm
■第87回世銀・IMF合同開発委員会 コミュニケ(ポイント)(平成25年4月20日)
http://www.mof.go.jp/international_policy/imf/dc/20130420c.htm
■第27回IMFC 日本国ステートメント(平成25年4月20日)
http://www.mof.go.jp/international_policy/imf/imfc/imfc_130420st.htm
■国際通貨金融委:世界経済に新たなリスクが浮上-声明
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLL59C6TTDS001.html
■官房長官:TPP「いよいよ本番」、全参加国承認で-7月会合予定
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLKZRS6K50XS01.html
菅氏は、日本と米国が自動車や農業分野などの関税をめぐり事前協議を行ったことに関して、「そういうことも踏まえて全参加国から昨日、合意を得ることができたから、いよいよこれから本番だ」と語った。
■英格付けを「AAプラス」に引き下げ、見通しは「安定的」=フィッチ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE93I01C20130419
格付け会社フィッチ・レーティングスは19日、英国の格付けを「トリプルA」から「AAプラス」に引き下げた。
フィッチは、格下げについて「一段と弱い経済・財政見通しを主に反映」したとし、「一段の経済、金融のショックを吸収する財政的余裕が、もはや『トリプルA』格付けに見合う水準ではなくなった」と説明した。
★今週の予定★
■来週の主な予定 日銀会合・日銀展望リポート、金曜日は米GDP速報
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=181523
■来週の米主要企業決算 発表が集中する一週間、アップルやアマゾン、ボーイング
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=181520
■来週の欧州金融機関決算 25日にサンタンデール銀行
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=181519
★週末の市況★
■今日の国内市況(4月19日):株式、債券、為替市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLHN0D6KLVR601.html
●日本株は反発、円安振れ輸出一角に買い-電力や海運も、G20見守る
東京株式相場は反発。為替が午前終盤から円安方向に振れたことを受け、電機や精密機器など輸出関連株の一角に買いが入り、電力や海運、非鉄金属株も高い。ただ、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の行方を見守ろうと、積極的な買いは手控えられ、東証1部の売買代金は3兆円に届かなかった。
TOPIXの終値は前日比3.70ポイント(0.3%)高の1126.67、日経平均株価は96円41銭(0.7%)高の1万3316円48銭。
●円全面安、G20無風観測で対ドル98円後半-生保協会長発言も後押し
東京外国為替市場では円が下落。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、急速な円安をめぐって日本が名指しで批判されることはないとの見方が広がり、円は主要通貨に対して全面安となった。
円は対ドルで1ドル=98円前半から一時98円91銭と1週間ぶりの安値まで下落。午後に「限界はあると思うが、外債を買い増すことが選択肢」との松尾憲治生命保険協会会長(明治安田生命保険社長)の発言が伝わると、円は一段安となった。
■アジア・太平洋株式サマリー:香港・中国株大幅高、インド休場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLHXVY0D9L3501.html
【香港株式市況】
香港株式 相場は上昇。モルガン・スタンレーが香港株の見通しを引き上げる中、指標のハンセン指数はこの約3カ月半で最大の値上がりとなった。市場では中国当局が人民元の許容変動幅を今後3日以内に拡大するとの観測が広がった。
香港上場の中国本土の不動産開発会社で2位のチャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は5.4%高。時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行 (1398 HK)は4%高と中国本土の銀行株の上昇をけん引し、ハンセン金融株指数 は昨年12月以来の安値から反発した。
ハンセン指数 は前日比501.05ポイント(2.3%)高の22013.57と、1月2日以来の大幅高で終了。週間では0.3%下落した。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比3.1%高の10587.32で引けた。
【中国株式市況】
中国株式 相場は上昇。指標の上海総合指数が1カ月ぶりの大幅高となった。青島海爾 や中国南方航空などの増益決算を好感。中国の経済成長が7-12月(下期)に上向くとした政府エコノミストの見通しも好感された。
冷蔵庫メーカーで中国最大手の青島海爾(青島ハイアール、600690CH)は1.9%高。東北証券(000686 CH)も上げ、週間上昇率はこの2カ月で最大となった。19日発表予定の決算を前にレアアース(希土類)生産の内蒙古包鋼稀土高科技 (600111 CH)も上昇。資源関連株の反発をけん引した。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する上海総合指数 は前日比47.06ポイント(2.1%)高の2244.64と、3月20日以来の大幅高で終了。週間では1.7%上昇した。上海、深?両証取のA株に連動するCSI300指数 は前日比2.8%高の2533.83で引けた。
■4月19日の海外株式・債券・為替・商品市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLIVQ11A74E901.html
◎NY外為:円下落、G20が日本の金融緩和に理解-99円半ば
ニューヨーク外国為替市場では円が対ドルで4日続落。20カ国・地域(G20)が日本の金融緩和策は通貨安競争の回避を目指す合意には反していないとして、日本のリフレ政策を容認したことが背景。
日本銀行による一段の緩和観測が高まり、円は主要16通貨すべてに対して下落。こうした緩和期待を背景に円は対ドルで4年ぶりの安値水準まで下げている。英ポンドは対ドルで下げ幅を拡大。格付け会社フィッチ・レーティングスが英国の格付けを1段階引き下げたことがきっかけ。
ニューヨーク時間午後5時現在、円は対ドルで前日比1.4%安の1ドル=99円52銭。11日には99円95銭と、2009年4月以来の安値水準をつけていた。円はこの日、対ユーロで1.4%安の1ユーロ=129円88銭。ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.3052ドル。一時は0.6%上昇する場面もあった。
◎米国株:反発、キャピタル・ワンやグーグルなど決算好調
米株式相場は反発。キャピタル・ワン・ファイナンシャルやグーグルなど企業決算が市場予想を上回ったことが好感された。S&P500種 株価指数は前日、6週間ぶり安値に下げていた。
グーグルとマイクロソフトが高い。キャピタル・ワンは大幅高。継続事業ベースでの利益が市場予想を上回った。一方でコンピューターサービス最大手のIBMは大幅安。四半期決算としては2005年以降で初めて利益が予想に届かなかった。マクドナルドも下落。同社は世界的な需要低迷が4月も続いていることを明らかにした。
S&P500種株価指数は前日比0.9%高の1555.25。週間では2.1%安と、昨年11月以降で最大の下げ。ダウ工業株30種平均はこの日10.37ドル(0.1%)上げて14547.51ドル。
◎欧州株:上昇、資源株が反発-週間ベースは11月来の大幅安
19日の欧州株式 相場は上昇。資源銘柄が今週付けた3年半ぶり安値から反発したことが手掛かり。指標のストックス欧州600指数は週べースでは、昨年11月以来の大幅安となった。
鉱山会社ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)は2008年以降で最大の値上がり。創業当初からの株主らが同社買収の可能性を示唆した。フランスの化粧品メーカー、ロレアルは4.3%上昇。売上高がアナリスト予想を上回った。一方、ドイツの経営管理ソフトウエアメーカーのSAPは、売上高が予想を下回って3%の値下がり。
ストックス欧州600指数 は前日比0.5%高の285.21で終了。一時は1%上昇した。前週末比では2.5%下げ、5カ月ぶりの大幅安。 米国と中国の経済データ が予想を下回ったことを嫌気し、資源銘柄が売られたためだ。
◎欧州債:イタリア債上昇、政局懸念深まるも高利回りに需要
19日の欧州債市場ではイタリア国債が上昇。政局混迷への懸念が高まったものの、高利回り資産を求める動きから買いが優勢になった。週間ベースでは3週続伸となった。
スペイン10年債は3日続伸。前日の入札で落札利回りは2010年9月以来の低水準となった。イタリアは3回目の投票でナポリターノ大統領の後任を選出できず、4回目の投票が実施される運びとなった。日本銀行が4日に長期国債の買い入れ額をほぼ倍増させると決めて以来、日本の投資家の高利回り債購入が活発になるとの観測が高まっている。これを背景にに欧州全域で利回りコストが低下した。
ロンドン時間午後4時48分現在、イタリア10年債利回り は前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.23%。前週末比では10bp下げた。同国債(表面利率5.5%、2022年11月償還)価格はこの日、0.255上げ110.255となった。
スペイン10年債利回りは4bp下げて4.62%。前日は4.61%と、201